2017
01.26

特許と商標

農業

特許と商標はなかなか難しい話です。

この2つは全く別のカテゴリーなんですが、「これは特許より商標の方が向いてる」なんていう話もあります。

実は農業もこの2つのシステムに縛られてると言っても過言ではない。

そもそも、出願者から見れば、真似をして欲しくないという気持ちがある。。

実際にそれは多いに有。

そりゃ苦労してスマホを作ったのに真似されたり。

最近ではスマホでの特許争い等を良く耳にすると思います。

だから、知的財産権という根本的な考えをきちんとしてれば有というか、無いと可哀そうだと思う。

農業も実はほとんどの栽培方法が特許申請されているのをほとんどの人が知らない。

畑に小松菜の種を撒いて、栽培する、これも特許として認められてる。

人参も、大根も、ほうれん草も、ほぼ全ての事が申請されてます。

ただ、畑に種まいて、収穫なのに、なんで?って思うかもしれませんが、実は最初にそれを実行した人がいるという事を理解してない。

良く言われるのは、初めてキノコを食った人の話なんかが分かりやすい。

死ぬかもしれないと思ってやった事だから。

恐らく、初めて小松菜を栽培した人も同じ事を言われてる可能性は十分にある。

「あんなお金にもならない物を撒いて、栽培して、売るなんてどういう神経をしてんだろうと」

なぜ今や日本中の農家が、種を撒いて、栽培して収穫という事を出来るかと言う事だ。

それには理由がある、1つは特許権が切れた。

特許には期限もあるし、毎年の更新料を払ってなかったりという事。

2つ目は、特許権を発動してないという事。

有名な話ではシートベルトの話。

VOLVOが世界で初めてシートベルトを発明した。

だが、その特許権を無料開放したのだ。

シートベルトがなかった時代は、事故が起きると死亡事故になりやすかった。

シートベルトの意味を理解していれば、そういう結果は想像に難くない。

だが、VOLVOはシートベルトの技術を無料開放したのだ。

一人でも多くの人に助かって欲しいと。

そういう事例もあるという事。

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