今の段階で品種の混入はとてもデリケートな問題である。
それは味が違うから、効果が違うから、なんて事ではない。
生物多様性、答えはずばりこれ。
これはルールである、それに引っ掛かると日本での甘草は全て消え去る事になる。
他にも売り先やおおよその売値なんかも教えて貰った。
それと、なぜ甘草の情報は一切出てこないのか、薄々勘付いてはいたがここではっきりしました。
農家さん達は、企業と契約して栽培してます。
今の段階では甘草を一人で作る事も売る事も日本では困難。
誓約書を交わして企業と契約してます。
その中に、恐らくこういう一文があるという事、情報は一切口外しない、という事ですね。
名寄センターにある日本での甘草品種の苗を提供して貰う事も可能との事。
数千円で苗を購入出来るという事だが、当然そこは国立の研究センター。
契約書の中に利益を得る行為は一切しないという様な一文があるとの事。
それだと農家として成り立たないので申し込み方法だけは聞いておきました。
栽培方法や、著書などの話もしました。
なんだかんだいって、30分以上話をして貰ったと思います。
最後に、夏に関東で研究センターが主体になってフォーラムをやるとの事。
そこで甘草の事も今年は取り上げるという事と、全国規模でのフォーラムという事で、恐らく現時点では一番有力な情報が得られるであろうという事。
申し込み方法を聞いて、名寄を後にしました。
日本で甘草の情報を得るならこの名寄センターが最先端を行ってると言っても過言ではないでしょう。
一般的な甘草の情報を得るなら名寄!
それだけは間違いないです。
甘草の事は後日、詳しく記述する予定なので、詳細は省かせて貰いました、悪しからず。