北海道に来る前のイメージはこう。
家があって、その周りを広大な畑があるっていうイメージね。
だーが、実際は違う。
北海道と言えど日本。
そうにっぽん。
だから、土地問題が付きまとう。
日本にいる限り土地問題はいつだって付きまとうんだ。
道路があって、その隣に畑があって、それらが飛び飛びにある。
そして、その畑の持ち主も飛び飛びなのだ。
右の畑は佐藤さん、左の畑は田中さん、その隣は斎藤さんってな具合にね。
これからも土地問題は付きまとうだろう。
そういった飛び飛びの畑を沢山所有して営農をする。
Y農園では55町位だったかな、それらの名前と場所を覚えるだけでも1か月位は掛かります。
通り所だと車で20分とか30分掛かる所もありますから。
移動だけで1時間位掛かっちゃう。
そして、それら1つ1つに特徴があるから面白い。
全ての畑に行く事があったので、勉強になる。
普段はさらっさらなのに、雨が降ったら底なし沼みたいになったり。
それらが土の特徴なんだけど、やはり見て触って初めて分かる事もある。
全ては土から始まり土に終わる。
人間だって終わりは土にカエルなんて言うからねぇ。
だが、水分を含むと底なし沼になる土地が悪いとも限らない。
何らかの適した作物があるからこれまた不思議。
どろっどろの土の中で育つ作物を見ると何か感じるものがあるんだよなぁ。
砂漠の中で育つ作物だってあるからねぇ。
まだまだ未知の世界なのかもしれない、農業というものは。