最初から考えていた農地は耕作放棄地。
その為、市役所へ出向き、農業委員会を訪ねた。
恵庭市は農地の使用率がかなり高い、確か85%を超えている。
だが、耕作放棄地は空いてるだろうという目論見があった。
案の定、相談に行った時には1か所だけ、農業者として認められる土地が空いていた。
実は、各自治体によって畑の面積次第では農業者として認められない事がある。
つまり、最低限の面積がある程度広くないと駄目という制限だ。
ただ、これは自治体によって違うので調べた方がいい。
恵庭は2町以上なければ就農出来ない。
空いていたのは丁度21反の畑だった。
そこを借りようとした時は、色々な人に止められた。
止めた方が良いとか、まず無理、お勧め出来ない、そういうアドバイスを受けた。
すぐに返事はしなかったが、自分の中ではそこで決めようと思っていた。
実は研修を始めた時の3年前から耕作放棄地に就農しようと思っていた。
色々な理由が絡んで来るのだが、耕作放棄地でなければ出来ない事もあるからね。
新規就農者には良い土地は回って来ないっていうのは定番なのだが、それは考え方次第だと思う。
誰もが避けて通るその場所に自分の求める物があるからである。