2024
12.01

ほうれん草防除体系 2024

農業

全国各地での生産体系、特徴がある為、あくまで参考程度に。

これは北海道での露地栽培での防除例。

まずは土壌処理で、害虫処理。

アルバリン粒剤か、アドマイヤー1粒剤がベスト。

それ以外の薬剤だと、食害が発生する確率は上がります。

残効は約1か月だけど、播種後3週間までは安定して効果が続きます。

これでキスジノミハムシやイモ虫系と全ての害虫を防除出来ます。

その後はプレバソン、プレオフロアブル、ディアナ、アクセル辺りを7日から10日毎に防除。

病気はべと病だけだから、アリエッティ水和剤とピシロックフロアブル、コサイド3000辺りがお勧め。

アリエッティは治療効果もあるから、コサイドからのアリエッティが安定。

殺虫剤はプレオフロアブル、ディアナが接触作用もあって、効果も安定してるから使いやすい。

自分の場合はアルバリン粒剤を10a辺り6kgで散布、その後20日後にディアナとアリエッティを散布。

その7日から10日辺りでプレオ、アリエッティで仕上げというパターン。

これで収穫という流れだけど、殺菌剤の連用はお勧め出来ないから1回目にコサイド、2回目がアリエッティ、3回目があるならピシロックというのがお勧め。

これはあくまで露地栽培での話で、現状ではハウス栽培でのホウレンソウケナガコナダニが大きな問題になってます。

露地栽培は問題ないけど、ハウスの場合はフォース粒剤やアファーム乳剤、カスケード乳剤等で防除という流れかな。

産地毎に特徴があるけど、お勧めは土壌処理での害虫対策。

葉物はちょっとでもかじられると出荷出来なくなるから、早めの防除を徹底して下さい。

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