北海道は寒いから、早期に熟す品種が良い。
大きさも考慮すると、やっぱり人気なのはフルーピーイエローとフルーピーレッドEX。
名前から分かる通り、実はこのフルーピーシリーズは生産地も違うし、別物。
氷点下10度でも原型を留める、フルーピーレッドEX。
実はこれ、北海道の露地栽培でも十分通用する。
代々、北海道では露地パプリカは無理と言われてきたが、そんな事はない。
技術の進歩と言えるかもしれないが、このフルーピーレッドEXは、露地に最適。
寒さに強い、同じ黄色と赤を同じ寒さに晒しても、黄色はすぐに腐るが赤は全然もつ。
もう1つがフルーピーイエロー。
こっちは実が出来て、色が付くまで早い。
そして、レッドEXよりは寒さに弱い。
黄色は露地には向かない。
つまり、北海道でパプリカを栽培するならハウスは黄色、露地は赤。
これがお勧め。
同じ時に植えても、黄色の方が採れるのも早いが終わるのも早い。
そして紫。
北海道での露地栽培でも十分に通用する。
これはハウス、露地にも向くがハウスの方が良いかもしれない。
実はピーマンと同じで実がついた時から紫のまま。
逆に熟すと赤や黄色になるから、実が出来た後に大きさを選んで収穫出来るメリットがある。
それとオレンジ。
これは、カラーピーマンだったが、偶然なのか、土が良いからなのかパプリカと同じ大きさまで育った。
オレンジが1番栽培が難しいと言われてるが、オレンジは露地もハウスでも栽培は可能だし、どっちも向く。
つまり、黄色よりも寒さに強い。
栄養価が高いってのもあるけど、オレンジパプリカっていうのは輸入品もないし、ライバルがいない。
見た目も良いし、これもメインに出来る品種。
今年失敗した白パプリカ。
これは北海道露地では栽培は無理じゃないかな。
最初から白いはずが、この通り、黄緑のまま。
何株も植えたが、全部この状態。
これも、熟すと黄色くなって白の意味がない。
今年は、白、紫、オレンジ、黄色、赤の栽培。
残りは黒と緑だが、緑は早採りすれば良いので黒以外は全部作ってみた結果。
今は色々な技術が進んで来て、さつまいもですら北海道で当たり前になってきてる。
まぁ、まだ無理なのはバナナかな。
北海道でバナナを作りたいね。