12.27
ブロッコリー防除体系 2024
定植する順番の薬剤から。
まずは根こぶ対策の苗潅注はランマンフロアブル。
土壌処理はフロンサイド粉剤40kg。
これは耐病性の品種も出て来てるから、後々減らして様子を見たい所。
安定してる時期なら20kgでも良さそう。
定植時の害虫予防は定番のプレバソンからオルトラン粒剤、ジュリボ等で地域によって色々。
北海道はアブラムシの影響も少ないから、ほとんどプレバソンで定植。
春先の根切り虫が出やすい4月はネキリエースで。これがコスパも良くて効果もばっちり。
ダイアジノンでも良いんだけど、ネキリエースがお勧め。
定植してから3週間前後で葉っぱを食べられ始めたら最初はグレーシア乳剤。
去年はアファームエクセラからだったんだけど、生長点が無いのがちょいちょいあってグレーシアで芯食い虫対策。
アファームエクセラだと、効果が発現するまでに芯を食べられたりするから、グレーシアが無難。
その時の殺菌剤はコサイド3000。
1週間から10日後の2回目がディアナの5000倍とコサイド3000。時期によってはここからバリダシンも追加。軟腐が気にならない時期なら入れない。
ディアナなら芯食い虫にも対応出来るし、コスパも良し。
その1週間から10日後はアクセルフロアブルとコサイド3000。ここも時期によってバリダシン。
最後の仕上げがスカウトフロアブルとマスタピース1000倍。
収穫が早くなった時は3回目のアクセルを抜いて3回目にスカウトとマスタピース。
スカウトフロアブルはアブラムシも防除出来るから、薬価も考えるとスカウトがベスト。
そして近年蔓延しやすくなってる黒すす病の防除は2回目の時にパレードフロアブルを追加。
仕上げの時にメジャーフロアブルを追加で黒すすも防げます。
パレードの方が残効が長いという事で、最初はパレードを入れるのが鉄板。
メジャーフロアブルが最初だと、効果も短いし、パレードで完全に防除してからメジャーで仕上げという流れの方が無難。
このローテーションを守れば病害虫は防げます。
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