2020
03.01

ブロッコリー防除体系 2020

農業

今年のブロッコリーの防除ローテーション。

1回目はグレーシア乳剤とコサイド3000。

最近出たグレーシアは浸透移行性もあって虫の防除はかなり優秀な部類。

残効も2週間前後は持つのでかなり頼もしい、自分は10日で見てます。

ただ、乳剤なのでBT剤との混用が出来ないのが欠点。

ブロッコリーではシュードモナス系のBT剤(マスタピース、ベジキーパー)との組み合わせが定番だけど、それが出来ないから最初の1回目だけグレーシアを使用。

銅剤との混用は出来るから、Zボルドーでも、クプロシールドでも好みで。

2回目はアファームエクセラとベジキーパーか成長に応じて銅剤。

銅剤は花蕾が上がって来る時に使用不可という事なので、まだ大丈夫そうなら銅剤で、花蕾が上がって来そうならベジキーパー。

アファームエクセラはアファーム乳剤とマッチ乳剤を混ぜた顆粒水和剤。

即効性と残効性も良くて、薬価もアファーム乳剤の半分以下という優秀な殺虫剤。

殺菌剤は軟腐、花蕾腐敗防止の銅剤かBT。

3回目はアクセルフロアブルとベジキーパー。

4回目はスカウトフロアブルとベジキーパー。

3回目と4回目は入れ替えても可で、どちらも前日まで使えるから好みで。

夜温が20度を超えて来ると黒すす病が出始めるから、その時はパレードを混ぜて散布。

BT剤だけだと心配ならスターナ水和剤が軟腐の治療予防で使えます。

有機栽培なら、スピノエース、チューンアップ、サブリナフロアブルが定番の殺虫剤。

殺菌剤はマスタピース、ベジキーパー、銅剤。

黒すす病が辛い所だけど、インプレッションなんかで防除出来るかな。

展着剤は色々使ったけど今年はブレイクスルーを使ってみます。

※農薬の適応は日々変わるので、自己責任で使用してください。

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